当社では、コンプライアンス・CSR推進担当部署(CSR部)の主導のもと、社内の組織を通じて社内にコンプライアンス・CSRを具体的に浸透させることを目的に設置した「コンプライアンス・CSR推進機構」によって、その推進を図っています。
本機構は、コンプライアンス・CSR推進本部長を議長とし、事務局をCSR部に置き、本部/センターおよび部署単位で実行組織を編成しています。 本部/センター内のコンプライアンス・CSRの推進の責任者として、各本部長/センター長が「コンプライアンス・CSR推進責任者」に就任し、部署内におけるコンプライアンス・CSRの啓発・教育を行う者として、各部署長が「コンプライアンス・CSR推進員」に就任しています。
本機構は、年1回、コンプライアンス・CSR推進責任者を招集し会社全体のコンプライアンス・CSR推進状況を審議する「定例会」と、四半期に1回、コンプライアンス・CSR推進員を招集し各部署でのコンプライアンス・CSR浸透を図るための教育研修(e‐learningを含む)を実施する「部会」から構成されています。
また、グループ全体においてもコンプライアンス、リスクの管理が徹底されるよう各社の代表を招集して、「タクマグループコンプライアンス・CSR推進連絡会」を年2回、開催しています。
当社では、「コンプライアンス・CSR推進機構」によるコンプライアンス・CSR推進教育を全従業員に対して実施しています。
教育・研修では、独占禁止法、インサイダー取引等について都度取り上げており不公正な取引方法の排除を行っています。なお毎年第1期の教育ではリスクマネジメントシステムにおける全社共通リスク対策として「インサイダー取引管理規程」「暴力団等反社会的勢力に対する対応マニュアル」などの理解と周知を行い、また、コンプライアンスマニュアルの読み合わせを行うなどして「官公庁および地方公共団体等の職員倫理規程」対応細則等を周知することにより、贈収賄および腐敗防止の徹底に努めています。
また、「倫理憲章」や「行動基準」などで基本的人権の尊重を明記し、社内教育等で周知を行っています。具体的には、性的指向・性自認に関する教育として、ハラスメント防止教育にて、LGBTを取り上げるなどの人権啓発活動を進めています。
2023年度は、グループ全体のコンプライアンスおよびCSRの意識の浸透、向上ならびにリスクマネジメント活動の推進を継続的かつ着実に実施するため、年4回のコンプライアンス・CSR推進教育を実施しました。
開催時期 | テーマ | ||
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開催時期 | 第1期 | テーマ | 独占禁止法と競合他社営業関連部署との接触について |
開催時期 | 第2期 | テーマ | 秘密情報と営業秘密の保護強化 |
開催時期 | 第3期 | テーマ | 安全保障輸出管理の基礎2023 |
開催時期 | 第4期 | テーマ | 個人情報保護法および個人情報管理規程について |
また、定期的に、外部からの専門講師による、経営層に向けた社内CSR講演会も実施しています。
当社は推進員(各部署長)により直接行われるCSR教育やディスカッションをはじめ、PC上で受講できるe-learningなどさまざまな手法を用い、高いコンプライアンス・CSR意識の醸成を図っています。