ごみ処理施設は、人々の生活を支える、社会に欠かすことのできない施設です。タクマは、1963年に日本で初めて全連続機械式ごみ焼却プラントを完成させて以来、国内で最も多く一般廃棄物処理施設を建設してきたリーディングカンパニーとして、これからの時代に必要とされる高効率で環境への負荷が低い廃棄物発電プラントを提供していきます。
当社のストーカは国内No.1の納入実績を生かした改良が施されています。ごみの種類が多様化するなかでも安定燃焼を維持し高効率発電を行うほか、焼却灰のセメント化など灰の資源化も推進しています。
ごみ処理施設では、排ガス中の有害物質を除去するために薬剤(消石灰、活性炭)を使用していますが、排ガスを綺麗にする「ろ過式集じん器」で捕集される灰の中には、まだ除去能力が残っている薬剤が存在します。本システムはこの残った薬剤を有効活用する技術であり、薬剤の使用量と灰の発生量を削減し、効率的で経済的な灰の資源化を推進しています。
レーザー式分析計を用いた「先行型燃焼制御」や、「排ガス再循環システム」などで構成する高度な燃焼システムにより、ごみの焼却にともない発生するダイオキシン類や窒素酸化物、一酸化炭素などの有害物質の発生を抑えています。
AI技術を活用した次世代の燃焼制御システムで、熟練運転員の操作技術を再現します。AIがごみの焼却に特有の燃焼変動を的確に予測して、適切な対応を判断・実行します。ごみの種類が変動する場合においても、常に安定した燃焼状態を維持します。