株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、札幌市が発注する「駒岡清掃工場更新事業」(以下「本事業」)を受注いたしました。
本事業は、稼働後30年以上が経過し老朽化が進む駒岡清掃工場を「環境・エネルギー・地域融和を次世代に繋ぐ廃棄物処理施設」として再整備するため、DBO方式により新たに高効率ごみ発電施設および破砕施設を建設するものです。当社を代表企業とする企業グループは、施設の設計・建設および20年間の運営維持管理業務を受託しております。
札幌市は2018年に「SDGs未来都市」に選定され、多様な主体と連携して持続可能なまちづくりを推進しています。本事業において当社は、札幌市が目指す持続可能なまちづくりに貢献するべく、高性能ストーカ炉や高度排ガス処理技術、Solution Lab(※1)による運転支援など最新技術の導入による廃棄物の安定処理に加え、高効率発電や地域熱供給によるCO2排出量の削減により、地域の安心・安全な生活や環境を守ります。また、“平常時”は市民の方が気軽に交流したり、地域住民や地元企業と協働でSDGs未来都市の実現に向けた各種イベントを開催したりするなど地域活動・協働の拠点として、“災害時”はジャパン・レジリエンス・アワード2019最高位グランプリを受賞(※2)したノウハウを活かした避難拠点として、“平常時”と“災害時”の両方で活躍する「フェーズフリー(※3)」な施設を建設・運営します。
当社は今後も、国内外の都市ごみ焼却施設で約360施設の建設実績と多数の運営実績を活かし、このような持続可能なまちづくりを実現する施設の建設運営を通じて、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。
(※1)
当社のプラント遠隔監視・運転支援拠点
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2018/20181213_2.html
(※2)
次世代に向けたレジリエンス社会構築へ向けて、強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な企業・団体を評価、表彰する制度で、2019年に今治市、NPO今治センター、今治ハイトラスト㈱および当社が共同でグランプリを受賞
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2018/20190320.html
(※3)
「フェーズフリー」は、防災に関わる新たな概念であり、“平常時”“災害時”という「フェーズ」を取り払って、平常時と災害時の両方で差がなく利用でき、日常の価値と非常時の価値の両方を同時に高めるというものです。いつもの暮らしで使うものが災害時に役立つことで、災害対応力の向上が可能となります。フェーズフリーは暮らしのすべてに広がる考えであり、現在、建築やプロダクトデザインにおいて、フェーズフリーの概念をもとにした取り組みが広がりつつあります。(詳細は、https://phasefree.org)
(関連リンク)
札幌市ホームページ 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進
https://www.city.sapporo.jp/kankyo/sdgs/index.html
発注者
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札幌市 |
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受注者
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<代表企業> ㈱タクマ北海道支店 <構成員> 極東開発工業㈱ 岩田地崎建設㈱ 伊藤組土建㈱ 岩倉建設㈱ ㈱田中組 丸彦渡辺建設㈱ ㈱タクマテクノス ㈱タクマテクノス北海道 極東サービスエンジニアリング北海道㈱ 協立設備㈱ |
事業名
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駒岡清掃工場更新事業 |
建設場所
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札幌市南区真駒内129番3他 |
事業内容
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施設の設計・建設、20年間の施設運営維持管理業務 |
施設概要:
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①高効率ごみ発電施設
処理能力
:600t/日(300t/日×2炉)
処理方式
:ストーカ式
発電出力
:16,550kW
処理能力
:130t/日(剪断ライン:80t /日、回転破砕ライン:50t/日)
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事業方式
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DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式 |
契約金額
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607億1,600万円(消費税抜き) |
設計・建設期間
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2020年5月~2025年3月 |
運営・維持管理期間
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2025年4月~2045年3月 |