女性社員の活躍 女性の働きやすさは?職場の雰囲気は?タクマで働く女性社員のリアルトーク。

お仕事の内容を教えてください。

K.S. 水処理技術部に所属しています。水処理技術部は下水処理に関連した製品やプラントの開発、計画、設計を行っていて、私は主に開発、計画案件の管理を担当しています。

S.H. 国際部に所属していて、海外に向けた営業活動の全般的な支援を行っています。またタイ・バンコクや台湾にある現地法人の管理も担当しています。

S.N. 環境技術1部に所属していて、地方自治体向けのごみ焼却施設の計画に携わっています。処理するごみの内容や量、求められる発電量などお客様のニーズをもとに試算を行い、どのような機器や設備が必要かを考え、プラント全体の仕様を決定するのが私の仕事です。

R.K. エネルギープラントの営業部署に所属しています。バイオマス燃料を使用したボイラや発電設備の導入を検討されるお客様に対して、最適なプラント設備を提案するために、お客様と社内の技術部門をつなぐ橋渡し役を担っています。

就職活動中、女性の働きやすさや制度について重視されていましたか?

K.S. 私が入社した当時は、今ほど制度を気にするという風潮がなかったので、働きやすさや制度は気にしていませんでした。

S.H. 実は私もそうです。入社する前、制度はあまり気にしていませんでした。入社してからですね。女性が長く仕事を続けるためには、環境や制度が重要だと改めて感じてタクマの産休・育休制度を確認しました。そのときにきちんとしていることがわかり安心した覚えがあります。

S.N. 私はもともと女性が少ない業界というのはわかっていましたし、どの会社も同じ状況ではないかと思っていたので、それほど強く意識はしていませんでした。

R.K. 私は重視していました。就職活動中は、女性社員の数や出産後の職場復帰率、さらに産休、育休、フレックスタイム制などの充実度や利用状況など、各企業の女性社員の方々に熱心にヒアリングを行いました。結婚、出産といったライフイベントがある中で、プライベートと仕事とを両立させながら、自分らしい生き方ができる会社かが、会社選びの軸のひとつでした。

家庭と仕事はうまく両立できていますか?

S.N. 私は結婚はまだですが、私がいる部署は男性社員もフレックス制度を利用して、家族のために時間を作るなど、子育てに協力的な方が多いと感じています。

R.K. 私も同じく、結婚などのライフイベントはこれからですが、ご結婚されていて育児のご経験もある、お二人に教えて頂きたいことがあります。仕事のキャリアを積みながら、結婚、出産、子育てをうまくこなすコツは何ですか?

K.S. 結婚する前から、出産や子育てをしながら仕事を続けるための準備をしておくことが大切だと思います。私は、就職先を決めるとき結婚後にお互いが仕事を続けられるように、現在の夫と相談して関西に本社があることも考慮してタクマを選びました。また、結婚後に住む場所も子どもが生まれた後、家事をどう分担するかまで想定して決めました。

S.N. とても計画的に人生設計をされているのですね!

K.S. 会社から配慮してもらったこともたくさんありましたよ。私は子どもが2人いますが、1人目の産休・育休から復職したときは、残業や出張は難しいだろうと育休前にいた設計部門から開発の部門へ異動させてもらうことができました。そして2人目の産休・育休から復職したときは、実験で播磨工場へ通うのは大変だろうと本社の企画系の部門へ異動させてもらえました。

R.K. 女性が働く環境作りに理解のある会社かどうか、というのも大切ですね。

K.S. そうですね。その点タクマは上司や先輩も気遣ってくれますし応援してくれますから助かります。

S.N. 出産されたのは何歳のころだったのですか?

K.S. 私は入社3年目に結婚しましたが、子どもができたのは30歳のときです。仕事である程度キャリアを積んでから子育てをしたいと思っていましたから。

R.K. まず仕事面で土台を作られてから、家庭のほうに注力されたのですね。

S.H. 私は結婚も出産も遅かったのですが、今から考えるとその方が良かったかなと思います。結婚するまでに仕事である程度キャリアを積むことができましたからね。 ただし、土台を作ってから結婚、出産という順番にするか。早く結婚、出産をして、復職後に長く勤めながらキャリアを積むか。どちらが良いかは人それぞれだと思います。

S.N. 家庭と仕事を両立させるために何か工夫されていることはありますか?

S.H. 子どもが小さいころは、急な発熱などで会社を休まないといけなくなることがありました。そんなときも仕事が滞らないように、仕事のデータを部署内で共有できるようにしていましたね。最近では、出張などの日程も、子どもの学校のスケジュールを確認しながら調整しています。私がいる部署には男女問わず子育て中の方が何人かいて、運動会や参観日などの行事で有休をよく使っています。上司も日程の調整をしてくれますし、休みを取りやすい、融通の利く会社だと思います。

R.K. 私は将来、家庭と仕事の両立を考えているのですが、あらかじめ上司にいろいろなことを相談するのがよさそうですね。

K.S. 相談すればきちんと考えてくれますし、サポートもしてくれますよ。

職場はどんな雰囲気ですか?

S.H. 廃棄物処理プラント専門の会社と聞いて、最初はかたいイメージがありました。ですが入社してみれば、上下関係も厳しくないですし、みなさんまじめで、優しい人ばかり。何かあれば先輩や上司に気軽に相談できます。

R.K. コミュニケーションをとても大事にされているように感じます。ちょっとした頼みごとでも実際に会って話をしている光景を社内でもよく見かけます。

S.N. 打合せのブースでも、入れ替わり立ち代わりいろいろな方が打合せをしていますよね。部署間の垣根をこえて、誰とでも話しやすいというのは一番感じるところです。

K.S. タクマは、プラントという大きな製品を作っている会社でしょう。しかも、それぞれの製品がお客様からの要望を一つにまとめたオーダーメイド品です。ですから、それぞれの部署が協力しないとカタチにならないし、そのためには実際に会って話した方が確実でスムーズ、という考え方が社内に習慣付いているのだと思います。

今後の目標や、目指すキャリアについて教えてください。

K.S. 学生のころの専攻であった水処理のことを生かせる水処理技術部にいるので、新しい水処理技術やシステムを提案し、部門の発展のお手伝いができればと思っています。

S.H. これから海外進出はますます重要になってきます。現在、タクマの海外事業は、会社全体から見ればそれほど大きくありませんが、今後は全体の売上に大きく貢献できるように伸ばしていきたいです。そのために、語学や専門知識を磨き、後輩や部下をもっと育てたいですね。

S.N. 現在、私はひとつのプロジェクトの最初の「計算」の部分を担当しているのですが、いずれはプロジェクト全体を統括できるチームのリーダーになりたいです。また仕事もライフイベントも両立したいと思っています。

R.K. 私は営業の仕事と同時に、環境問題に関する仕事もしたかったので、タクマの今の仕事はまさにぴったりです。ですから結婚、出産、子育てを経ても、家庭と仕事を両立できるように、皆さんと働きやすい職場を作っていきたいと思います。