お客様とコミュニケーションをはかり、タクマのPR活動を行うとともに、新規プラントの建設計画の情報をいち早くキャッチするのが営業の使命になります。その後、社内の技術部署や見積積算部署と連携し、お客様の満足する提案をします。

お客様のニーズを満たすプラントの基本計画を立案します。例えば、自治体がお客様の場合、提示される発注仕様書に沿ってプラントの基本計画を立案します。発注仕様書には、処理したいごみの量や性状、敷地条件やごみ発電の発電量など自治体が要求する条件や性能が明示されています。 技術担当者はその条件・性能を満たす為、焼却炉や廃熱ボイラといった機器や装置の仕様を決定し、その配置を決めます。

各種プラントに係るプロジェクトのまとめ役として社内工程管理や部門間の調整および営業支援、収益管理を行います。子会社で行っている新電力事業の推進も行う部署です。

受注後は実際にプラントを建設していくための細かな設計に移ります。計画設計をベースに各種機器の仕様や配置を細かく検討し決定していきます。この段階では、燃焼技術や排ガス処理、電気計装制御システムなど、それぞれの分野のスペシャリスト達が協力して詳細な設計をします。

仕様の決まった機器や装置を、厳しい品質管理のもと当社播磨工場、及び協力工場で製造したり、国内外にある専門の機器メーカーに発注したりします。

基礎工事から、建屋建設、各種機器据え付けに至るまでのプラント建設現場を指揮し、無事故無災害、かつ定められた納期通りにプラント建設を完工します。試運転は、実際にプラントを稼働させ、プラントを構成する全ての機器について要求された能力が出ているか確認する、お客様に引き渡すための総仕上げの仕事です。

お客様にプラントが引渡された後も、トラブルを未然に防止し、プラントが長く安全に稼動するために定期的な点検やメンテナンスを行います。ボイラやクレーンといった法定点検の必要な装置の点検・補修に加え、焼却炉や耐火物の損耗、経年変化によって生じた劣化や損傷を点検・補修します。また、法改正やお客様のニーズにより大幅な改修工事をすることもあります。

研究開発部門では、独自の発想とこれまでに蓄積された技術力をもとに、新技術の開発を行っています。当社播磨工場内にある研究開発拠点では、新技術の開発に必要なさまざまな実験・研究が日々行われています。

管理部門には、人事・総務・経理・情報システム・法務などの業務があります。会社が円滑に事業活動を行うために必要な、人・モノ・金・情報を管理し、縁の下の力持ちとして、重要な役割を担っています。