株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、当社グループ会社の栃木ハイトラスト株式会社(本社:栃木県真岡市、社長:長野榮夫)より産業廃棄物処理プラントの建設工事を受注しました。
事業の概要
栃木ハイトラストは1992年の操業開始以来、約30年にわたって産業廃棄物処理事業を展開しています。廃棄物処理は社会と産業活動を支えるうえで必要不可欠な事業であり、また、地域で発生する廃棄物を資源とし、リサイクルやエネルギーとしての有効利用を通じて地域の活性化やCO2削減に貢献できるため、当処理施設は今後も重要な役割を果たすことが期待されています。
今回同社が実施するマルチベネフィット事業(以下、「本事業」)は、廃油、廃液や汚泥を含む様々な種類の廃棄物を処理可能な高効率熱回収設備を設置し、災害発生時にも継続稼働が可能な施設とすることで、廃棄物エネルギーの地域活用と、地域のレジリエンス向上に貢献することを目指しています。この取り組みは環境省の提唱する脱炭素社会および地域循環共生圏の形成にも繋がります。
施設(事業)の特徴
平常時には廃棄物エネルギーを電力として自社・近隣企業で活用し、非常時には確実に廃棄物受入れ・処理を継続、また避難所として活用することで、平常時・非常時のいずれにおいても地域に貢献します。
当社グループの取り組みについて
当社の産業廃棄物処理プラントは、多種多様な産業廃棄物の処理と高効率な熱回収を実現できるシステムです。国内外合わせて120基以上の豊富な納入実績を有しています。
当社グループは今後も、これまでに培ってきた豊富な実績と技術をもとに、多種多様な廃棄物の特性に対応したプラントの提供を通じて、ESG課題(※1)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全、お客様・地域との信頼関係の一層の強化を図り、持続可能な社会の形成を目指します。
(※1)当社のESGへの取り組みについて
https://www.takuma.co.jp/esg/
発注者
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栃木ハイトラスト株式会社 |
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建設場所
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栃木県真岡市鬼怒ケ丘18-3 |
設備概要
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産業廃棄物処理プラント(処理能力:93.6t/日、発電出力:1,900kW) |
用途
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廃棄物の焼却処理、発電電力の自家消費と近隣施設への供給 |
処理物
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産業廃棄物(廃油、汚泥、廃アルカリ、廃酸、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、感染性廃棄物など)、一般廃棄物 |
契約期間
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2023年11月~2027年2月(竣工予定) |