株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、志太広域事務組合(静岡県焼津市・藤枝市の2市から構成)が発注するごみ処理施設のDBO事業(以下「本事業」)を受注しました。
国内のごみ焼却施設は現在約1,000施設(1日あたり処理能力で約17万トン)が稼働しています。資源循環型社会の形成に向けた社会インフラとして重要な役割を担う一方、稼働後20年以上経過した施設が6割を超えるなど老朽化が進んでおり、更新・延命化の需要が高まっています。本事業は、稼働後30年以上が経過した同組合の2つの清掃工場とリサイクルセンターの機能を集約、積極的に資源化を図る地域共生型のごみ処理施設として更新し、20年間の運営を行うものです。
当社グループは同組合の高柳清掃工場を建設し、これまで30年以上運転・維持管理を手掛けています。本事業ではその経験を生かしながら、AI・ICTといった最新技術を活用した施設を建設・運営し、引き続き同地域の安全・安定的なごみ処理の継続に貢献します。
高性能ストーカ炉やAI燃焼制御(ICS,※1)、ごみクレーン自動運転、高度排ガス処理技術といった最新技術や、ICTを活用したSolution Lab(※2)での運転データの分析と改善提案により、多様なごみを安定的に燃焼させ、有害ガスの発生を抑えつつ安定的に除去する他、ごみのもつエネルギーを熱や電力として最大限活用することで、売電量の最大化、CO2の削減を実現します。
当社は今後も、国内外の都市ごみ焼却施設で約370施設の建設実績と多数の運営実績を活かした、地域の安心・安全な生活や環境保全を実現する施設の建設・運営を通じて、ESG課題(※3)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。
(※1)AIを活用した燃焼制御システム「ICS(Intelligent Control System)」
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2021/20210628.html
(※2)当社のプラント遠隔監視・運転支援拠点
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2018/20181213_2.html
(※3)当社のESGへの取り組みについて
https://www.takuma.co.jp/esg/
発注者
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志太広域事務組合(静岡県焼津市・藤枝市の2市から構成) |
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受注者
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代表企業
(株)タクマ東京支社
構成員
(株)タクマテクノス
協力企業
西松建設(株)静岡営業所、角丸建設(株)、(株)山田組
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事業名
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(仮称)クリーンセンター整備・運営事業 |
建設場所
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静岡県藤枝市仮宿・高田地内 |
事業内容
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施設の設計・建設、20年間の運営業務 |
施設概要
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①エネルギー回収型廃棄物処理施設 処理能力
:223t/日(111.5t/日×2炉)
処理方式
:ストーカ式
発電出力
:4,620kW
処理能力
:5t/日
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事業方式
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DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式 |
契約金額
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334億円(消費税抜き) |
設計・建設期間
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2022年3月~2026年12月 |
運営期間
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2027年1月~2046年12月(20年間) |