株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、河北郡市広域事務組合(かほく市、津幡町、内灘町の1市2町から構成)が発注する「エネルギー回収型廃棄物処理施設建設工事」(以下、「本事業」という。)を受注いたしました。
本事業は、既存RDF製造施設の老朽化とRDF専焼炉の稼働停止に伴いエネルギー回収型廃棄物処理施設の整備を行うもので、当社が施設の設計および施工を請け負います。
本施設の整備にあたっては、当社独自開発の先行型燃焼制御等、最新の設備・システムを導入し、廃棄物を適正かつ安定的に処理するだけでなく、エネルギー回収の促進や、下水汚泥の集約処理(混焼)による合理化、維持管理費の低減等を図ります。また、発電した電力は本施設に隣接する浄化センター、リサイクルプラザのエネルギーとして有効利用され、余剰電力は外部へと売電される計画です。
下水汚泥は乾燥機へ投入後、ごみと混焼します。乾燥機には当社商品である蒸気間接加熱型汚泥乾燥機を採用します。本商品は、下水汚泥の量や質の変動に対応でき、また焼却により発生する蒸気を乾燥に利用することで乾燥に必要な燃料が不要という特長を有しており、本施設の安定稼働と下水汚泥の効率的なエネルギー利用を実現します。
当社は国内外の都市ごみ焼却施設で約360施設という豊富な建設実績を有しております。今後も地域の暮らしを守る安全・安心な施設を提供するとともに、当社の保有する廃棄物や下水汚泥の焼却発電技術といった独自の技術を組み合わせることで廃棄物のもつエネルギーを最大限有効活用し、低炭素社会の形成に貢献してまいります。
発注者:
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河北郡市広域事務組合 |
落札者:
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株式会社タクマ |
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工事名:
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エネルギー回収型廃棄物処理施設建設工事 |
建設場所:
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石川県河北郡津幡町字能瀬地内 |
施設概要:
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受入規模:118t/日(88t(ごみ)+30t(下水汚泥)) |
①ごみ発電施設
処理能力
:98t/24h(49t/24h×2炉)
炉形式
:ストーカ方式
発電出力
:1,700kW
処理能力
:30t/24h
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契約工期:
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2020年4月~2023年3月 |
契約金額:
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9,950,000,000円 (消費税等相当額を含まず) |
以上