株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:加藤 隆昭)はこのたび、愛媛製紙株式会社(本社:愛媛県四国中央市、社長:井川 和永)より木質バイオマス燃料及びRPF混焼ボイラー発電設備を受注いたしました。
愛媛製紙株式会社は、段ボール中芯原紙や家庭用薄葉紙といった紙製品の製造を行う、1953年創業の大手板紙メーカーで、カミ商事株式会社を中心とするカミグループの紙製造を担っています。
本事業は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の平成29年度エネルギー使用合理化等事業者支援事業※の採択を受けた事業で、木質バイオマス燃料とRPF(古紙や廃プラスチックを固形化したもの)を石油代替燃料として利用し、工場内の電力と熱源をまかなうことを目的としています。本設備の導入により、大幅な省エネルギー化を実現するとともに、安定した自家電源の確保に寄与いたします。
バイオマスを燃料とするボイラは、当社が最も得意とする商品のひとつであり、1950年代から木質チップやバガス(さとうきびの搾りかす)のボイラを国内外に合わせて610缶以上納入しております。当社は、建設系木質チップ、製材残材、剪定枝などの木質燃料の他、食品副産物、畜産廃棄物、RPF等、様々なバイオマスや石油代替燃料に対応する技術と実績を有しており、今後とも燃料特性に応じた最適システムを提案してまいります。
工事名称:
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愛媛製紙株式会社 木質バイオマス燃料及びRPF混焼ボイラー発電設備の導入による省エネルギー事業 |
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設置場所:
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愛媛県四国中央市 |
発電規模:
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16,800kW |
ボイラ蒸発量:
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77t/h |
使用燃料:
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木質燃料、RPF |
完成予定:
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2020年9月 |
※: エネルギー使用合理化等事業者支援事業
既設の工場・事業場等における先端的な省エネ設備・システム等の導入であって、「省エネルギー効果・電力ピーク対策効果」、「費用対効果」及び「技術の先進性」を踏まえて政策的意義の高いものと認められ、一定の要件を満たす事業に対して国庫補助が交付されるもの。