鶏糞のように水分が鶏舎の管理により大きく変わるような燃料(水分20~50%程度)に適した燃焼法として気泡流動層式燃焼技術があります。 下部から空気を吹き込めるようにした容器の中に砂を充填し、下から空気を吹き込み、その流速をしだいに高くしていくと、砂は固体であるにもかかわらず、まるで液体のように動き始め、気泡を伴う流動体へと変化していきます。このような状態を気泡流動層と呼んでいます。 気泡流動層式燃焼において燃焼対象物は、750℃前後に加熱された砂が流動している気泡流動層内に投入され、流動層内の高温の砂と激しく混合されて短時間で燃焼します。 この燃焼方式では、炉の形状や大きさ、層内冷却管の有無などのパラメータを、燃焼物に応じた設計とすれば、水分85%の高水分汚泥を自燃させることもできます。
第10巻2号 | 「鶏糞燃料焚流動層ボイラ発電プラント」 |
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第21巻1号 | 「畜ふん燃料燃焼流動層ボイラ発電プラント 設置報告」 |