回転ドラム型濃縮機は金属製ウエッジワイヤーによるドラム型スクリーンによって構成されています。
投入された凝集汚泥はドラム内部のスパイラル状の送り羽根により、ドラムの回転に伴い濃縮されながら出口側に搬送されます。また運転中はスクリーンの目詰まり解消のために連続的に洗浄が行われます。
運転操作・維持管理が容易
濃縮原理や構造がシンプルで消耗品も少なく、運転操作・維持管理が容易です。
低い消費電力
ドラムスクリーンを低速回転させるだけのシンプルな構造なので、極めて低消費電力です。
高い濃縮性能
濃縮汚泥濃度4%以上、SS回収率97%以上(余剰汚泥の場合)の性能を安定して発揮します。
低コスト
消耗部品が少なく、メンテナンス費が安価となります。
臭気・騒音・振動の抑制
密閉構造のため臭気対策は容易です。また低速回転運転のため騒音・振動はほとんどありません。
余剰汚泥と生汚泥(初沈汚泥)を混合することで、凝集性が向上し、強固で水抜けの良い凝集フロックが形成されます。汚泥処理量が飛躍的に増加します(余剰汚泥単独に比べ5倍以上)。処理量が増えても小型機で対応できます。