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下水汚泥ガス化発電システム

下水処理場内で発生する汚泥を燃料ガスに転換し、ガスエンジン等の内燃機関で発電し、その廃熱を利用することで、従来エネルギー利用されていなかった汚泥の持つエネルギーを最大限に利用することができます。

発電や廃熱利用による化石燃料の削減に加えて、焼却処理では発生する亜酸化窒素(N2O:温暖化係数がCO2の310倍)を排出しないため、従来の焼却処理と比べて大幅に温室効果ガスを削減することができます。

システムの特徴

■ 汚泥エネルギーの有効利用
  • ガス化することで汚泥の保有エネルギーを最大限に利用できます。
■ 温室効果ガス削減
  • N2Oを排出せず、エネルギー回収効率の向上によりCO2を大幅に削減します。
■ 下水汚泥の減容化処理
  • 焼却処理と同等に減容化できます。

ガス化システム

画面をクリックすると拡大図が開きます

独自開発技術

当社は以下の特長を持つ独自のシステムを開発しました。
■ ガス化プロセス:循環流動層(CFB)方式
  • ガス化方式:常圧空気吹き部分酸化燃焼方式(加圧、酸素製造設備不要)
  • 混合攪拌に優れ反応効率が高く、運転管理が容易
■ 高温集塵プロセス:セラミックフィルタ方式
  • 800℃の温度域で99%以上の灰を捕集し、捕集灰は安定化処理が不要
  • 下流にタール分解触媒の設置が可能
  • 下流の熱回収設備をコンパクトにできる
■ タール分解プロセス:触媒充填層方式
  • 独自開発したタール分解触媒を使用
  • タールを可燃性ガスに分解することで、機器の安定運転だけでなくエネルギー回収率も向上

実証設備の仕様及びシステムフロー

<実証試験の概要>

実証試験は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東京ガス鰍ニ共同実験として実施。(平成16年度〜20年度:バイオマス等未活用エネルギー実証試験事業)

<実証設備仕様>

実証試験の概要

システムフロー

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実証試験の成果

■ 国内初となる2,000時間の連続ガス化運転を達成
■ 汚泥の保有するエネルギーから最大25%を電気に変換
  • ボイラ発電に比べて発電効率は30〜40%向上

受賞実績など

  • 「下水汚泥ガス化発電システムの開発」

    平成21年度日本エネルギー学会学会賞(技術部門)受賞

    本賞はエネルギーに関する技術分野において、日本エネルギー学会の目的に添った業績をあげ、技術上顕著な又は多大な功績のあった個人あるいは団体に対して授与されるものです。
    本技術は、従来、下水処理のために大量のエネルギーを消費してきたシステムから、エネルギーを循環利用するシステムへ転換するものであり、低炭素化社会に向けて貢献するところは大きく、さらに処理に伴いN2Oを排出しないことから環境負荷の低減にも大いに貢献でき、今後の実機導入が期待されることから受賞しました。

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